■ 3つの吹き抜け空間で明るくオープンな図書館
1階エントランス、氷川の社ひろばから2階図書館エントランスへ、さらに3階図書館オープンスペースへと吹き抜けを配置しています。
ガイダンスステップとステップリビングが吹き抜け空間をつなぐ、スパイラル状のオープン空間が交流を促す憩いの場を提供します。
氷川参道や山丸公園に隣接した新しい図書館は、建物周辺に広場空間を確保することで、周辺環境との一体性を持たせ、“まち”と“たてもの”を紡ぎます。大宮とさいたま新都心という二つの“まち”の間で、賑わいを発信する拠点として、“まち”と “まち”を紡ぎます。
新しい図書館には多くの人が集い、賑わいや交流が生まれます。
市民のリビングである“スパイラル空間”、市民参加を促すさまざまな仕掛けが、人々のアクティビティを紡ぎます。
神話の時代を象徴する氷川神社と現代の象徴である新都心をつなぐ氷川参道は、“過去”と“未来”を結ぶ軸と言えます。製糸業で栄えた大宮の歴史に鑑み、その軸線上に、絹糸をイメージした庁舎を整備し、大宮の歴史を未来に紡ぎます。
■ だれでも使いやすいバリアフリー設計
建物中央への総合案内・階段・エレベーター・トイレ等の集約配置、明快なサイン計画、段差のない平らな床により、誰にでもわかりやすく、使いやすい施設計画とします。総合案内は視認性の良い1階の建物中央に配置します。また図書館内には2階と3階を結ぶ専用エレベーター1基を設けます。
① 各室・トイレまでの経路
外部から建物内各室やトイレまでの経路は円滑に移動できるよう、段差のない平らな床、エレベーター、スロープにより構成します。
② トイレ
各トイレにはベビーチェア、手すりなどを適宜設置します。また、みんなのトイレを全階に配置するとともに、非常呼出設備、オストメイト用水洗器具、ベビーチェア、簡易ベット等を設置します。
③ 車いす駐車場
地下1階の出入口付近に車いす用駐車場を設置します。
■ 地域の防災拠点機能の確保
① 信頼性の高い免震システムの採用
1階床下に免震システムを採用し、高い耐震性能を担保します。
② 非常時の安心安全に備える防災拠点の整備
非常時に区役所は防災中核拠点となります。区災害対策本部を設置し災害対策方針を決定していくとともに、各避難所との情報連絡中継拠点、防災資機材等の備蓄拠点、支援物資の拠点としての機能役割を担います。また大宮図書館は一時滞在施設に指定されており、フリースペース部分に帰宅困難者を受け入れる計画としています。
③ 災害時に防災拠点としての機能を維持するインフラ途絶対策
非常用発電機の設置により非常用電源を確保するとともに、緊急用排水貯留槽を設けるなど、電気・上下水道断絶時の72時間の機能維持を確保します。また、地域防災計画に基づく拠点備蓄倉庫を設置し、飲料水・食糧・生活必需品を確保します。
「あらゆる人々の心と生活にフィットする、自分の居場所」をコンセプトに、高品質かつバラエティ豊かなメニューを提供します。
営業時間:8:00~22:00
(12/29~1/3休業)
都市型コンビニエンスストアの機能の他、地元社会福祉法人の焼きたてパンや大宮アルディージャの公式グッズを販売し、地域に貢献します。
営業時間:8:00~22:00
(12/29~1/3休業)
大宮区役所新庁舎整備事業について
老朽化や耐震性能、環境負荷等の問題を抱える大宮区役所と同じく、老朽化し、機能更新が必要となった大宮図書館を合築複合施設として旧埼玉県合同庁舎敷地に整備します。さらに市民の交流空間を創出するふれあいスペースを設け、大宮の新たなシンボルとして賑わいを創出します。
旧埼玉県大宮合同庁舎の解体、新庁舎の設計・建設に加え、約20年間の維持管理及び図書館や総合案内、カフェ・コンビニ等の運営を含むPFI事業として実施することで、公共サービスの質の向上とさいたま市の財政負担の縮減等を図ります。
施設概要
建築概要
大宮クロスポイント㈱構成企業
事業スケジュール