大宮図書館文学資料コーナー
歌人・大西民子をはじめ、短歌、俳句、詩を
中心にさいたま市にゆかりのある文学者達の
資料の展示を行っています。
2025年は、詩人・宮澤章二(1919~2005)の没後20年にあたる年です。
現在の埼玉県羽生市に生まれた宮澤は、大学在学中に詩を作りはじめます。そして、1957年に大宮に移り住み以降亡くなるまで大宮を拠点に活動していました。
今回の展示では、宮澤の代表作のひとつ「埼玉風物詩」の自筆原稿を展示します。「埼玉風物詩」は、宮澤が埼玉県内の各地を訪れ、各地の歴史や風土を題材に書いた詩のシリーズです。大宮駅や武甲山など県内を代表する街並みや自然が書かれており、宮澤の愛するふるさと「さいたま」への、大きな情熱が伺える作品となっています。
宮澤の作品に親しんでいただくとともに、たくさんの埼玉県の魅力にふれていただく機会となれば幸いです。