文学資料コーナー
過去の展示

第20回企画展
「くらしの想い出」

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昭和から平成初期を生きた大西民子の短歌には昔懐かしい光景を詠んだものがあります。それらの歌は暮らしに密着したものが多いため、火鉢や算盤といった昔ながらの道具も登場しています。

今回の展示では、「家庭生活」「職場・街中」「着物」と三部構成で民子が詠んだ歌の自筆原稿や所有品等を展示します。民子の歌を通して、懐かしい「くらしの想い出」をご紹介します。

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第19回企画展
「暑い夏!寒い夏?大西民子が感じた夏模様」

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歌人・大西民子もまた、暑い夏を過ごしていたことでしょう。夏の歌には、「花火」や「風鈴」など、日常生活の中浮かび上がる風景が詠み込まれています。また、職場の夏を詠んだ歌もあり、仕事中の民子の姿を垣間見ることができます。

一方、東北に生まれ育った民子は、幼いころに体験した冷夏の年について、エッセイに残しています。大人たちが米の収穫量を心配していたこと、家計の苦しさから働きに出ることになった同級生のことなど、寒い夏にまつわる記憶を語っています。

今回は、夏にまつわる歌やエッセイなど、民子の自筆原稿や道具をご紹介します。

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大宮図書館移転開館四周年記念展示
「そらんじてゐし花言葉-大西民子、花を詠む-」

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大宮ゆかりの歌人・大西民子は学生時代から花を愛し、その生涯においても花を題材にした短歌を多く詠んでいます。

文学少女だった民子は、学生時代には花言葉に希望に満ちた自分の未来を託し思い馳せていたといいます。また、結婚後夫との別居生活で悩んでいた頃には、常に花を絶やさず飾るようにしていたと書いており、花々の明るさは民子の心の支えにもなっていました。

今回の展示では、民子が自ら解説を書いた『大西民子集-現代短歌入門(自解100歌選)』より、花にまつわる歌をご紹介します。

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第18回企画展
「民子の父・菅野佐介-亡き父のマントの裾にかくまはれ-」

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大宮ゆかりの歌人・大西民子の父・菅野佐介(18881945)は、岩手で刑事として活躍し周囲の人々から「シャーロック・ホームズ」と言われていました。

職場では鬼刑事と言われるほど厳しかった佐介も、家では子煩悩な父親で特に次女の民子のことを可愛がり、民子もそんな父を尊敬していました。民子が教員として就職してまもなく佐介は急逝しますが、民子は歌に父の姿を描き続けました。

今回の展示は、敏腕刑事としての佐介の活躍について詠んだ歌「みちのくのシャーロックホームズ」、受験生の民子を見守る父の姿を描いた「民子の進学」、そして民子の父への挽歌「父への想い」の3部構成で、自筆資料や、父との日々にまつわる所持品などを展示します。作品を通して、民子の家族への深い愛情を感じていただければと思います。

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第17回企画展
「母に受けたる大きたまもの」

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大宮ゆかりの歌人・大西民子は、岩手にいた少女時代、愛情深い両親にのびのびと育てられました。

民子の母・カネは、刑事として働く夫を支えながら、民子たち3人の娘を育てました。民子は、学生のころからカネについて歌を詠んでいます。

今回の展示は、学生時代に懐かしんだ「故郷の母」、結婚して自身も家庭を持ったころの「身近な母」、母を看取ってから晩年までの「心の母」の三部構成で、自筆資料や、母との日々にまつわる所持品を展示します。作品を通して、民子の母への深い愛情を感じていただければと思います。

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特別展示
「宮澤章二の年賀状―卯―」

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大宮ゆかりの詩人・宮澤章二は、年賀状に干支にちなんだ言葉や詩を寄せていました。

今回の展示では今年の干支である「寅」より、宮澤の自筆による寅年の年賀状のほか、浦和の調人社について書いた詩「つきのみや・冬」の自筆原稿を展示します。

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